ニッパツでは、始業式、入社式、創立記念日の式典などで、従業員全員が声高らかに歌います。この作詞作曲は日本を代表する二人です。作詞は「東京ナイトクラブ」「いつでも夢を」などのヒット曲を手がけた佐伯孝夫氏、作曲は童謡・流行歌・民謡と幅広い分野で知られる日本の代表的な作曲家の中山晋平氏。戦後間もない頃、従業員の心を一つにしようと社歌を作ることとし、当代随一であった二人に依頼しました。佐伯氏と中山氏は「戦後のこのような時期に、こんな元気な会社があるのか!」と驚いたそうです。時代が変わっても、変わることのないニッパツの目指す方向性を盛り込んだ歌詞とともに、ニッパツの主力製品である「ばね」のような躍動感にあふれたメロディーは、歌っていくうちに力をみなぎらせてくれます。
日本経済新聞 2009年1月28日(朝刊)