地域社会
当社およびグループ会社の拠点は、国内・海外の様々な地域に広がっており、各事業所がそれぞれの地域に根ざした活動を展開しています。そして、地域社会から世界へと共生の輪がさらに広がるよう、グループ総力をあげて取り組んでいます。
地域のイベントなどへの協賛・協力
「ニッパツ三ツ沢球技場」を軸とした活動
2008年から継続している「ニッパツ三ツ沢球技場」のネーミングライツ(施設命名権)は、2021年3月から5年間の契約を更新しました。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、従来から継続してきたネーミングライツの特典である無償使用権の有効活用については機会が減りましたが、当社が本社を置く横浜を拠点とするスポーツチームへの協賛などを通じて、地域を元気づける活動に取り組んでいます。
ネーミングライツ継続 14 年目 |
ニッパツ横浜FCシーガルズの協賛を継続
女子サッカーなでしこリーグ1部ニッパツ横浜FCシーガルズに対して、2016年から冠スポンサーとなっていましたが、2021年から5年間のスポンサー継続契約を締結しました。横浜を拠点とし、「ニッパツ三ツ沢球技場」をホームスタジアムとする同チームに協賛することにより、引き続きチームを通じて地域の方々との交流を深めていきます。
新たに5年間、命名権を継続した「ニッパツ三ツ沢球技場」
ニッパツ横浜FCシーガルズの選手、監督、コーチ。
ユニフォームの胸には「ニッパツ」のロゴ
FIDに協賛、グループ会社従業員が強化指定選手に選出
当社は、2018年から日本知的障がい者卓球連盟(FID)に協賛しています。同連盟から派遣される日本代表選手のユニフォームには、当社のロゴがあしらわれています。
また、当社の特例子会社であるニッパツ・ハーモニーの従業員である吉川碧人選手が、同連盟の2021年度の強化指定選手に選ばれました。強化指定選手は、国際大会においてメダルの獲得や入賞の可能性がある人が選出されるものです。今後、同選手の世界での活躍が期待されます。
当社ロゴがあしらわれた日本代表選手のユニフォーム
TFTで世界の子どもたちに給食を
2014年から「TABLE FOR TWO」(略称TFT)を導入しています。TFTは、役員・従業員食堂で寄付金つきの食事を食べることにより、世界の貧困地域に学校給食となる寄付金を届ける仕組みです。当社では、国内11工場および国内グループ会社への展開を実施し、2020年度は118,887食分(累計864,744食分)の学校給食を寄付できました。
当社の支援に対して、TFTより2016年から5年連続で「プラチナサポーター」に認定していただき、パートナーバッジと感謝状を受領しました。
パートナーバッジ
地域に根差した企業へ(株式会社スミハツ)
2020年9月、当社グループ会社であるスミハツの本社が、東京都千代田区から茨城県桜川市に移転しました。これまで、登記上の本社は営業本部のある千代田区としていました。実質の本社機能は桜が丘であり、茨城を拠点とする地域に密着した企業であることから、移転したものです。また、同社のグループ会社であるスミハツサービス(株)を設立し、2000年より訪問介護サービスを行っており、2015年には通所介護(デイサービス)事業所「あまびきの里」を開業しています。これからも事業活動を通して、地域に根ざした近隣の皆様から親しまれる企業を目指していきます。
木の温もりを大切にした建物「あまびきの里」
コロナ禍における社会貢献活動
「学生フォーミュラ日本大会」に協賛&部品提供
従来から協賛を続けていた自動車技術会主催の「学生フォーミュラ日本大会」ですが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため開催方法を変更しての開催となりました。当社は、同大会への協賛とともに、各チームの参加車両開発に向けた部品提供依頼などへの対応は継続することで、厳しい環境の中での活動支援につなげています。
ニッパツ・理工系大学サッカーリーグ e-sportsの開催
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、2020年度は同リーグのサッカー大会を開催できなかったものの、新たにe-sportsを企画し、理工系学生の参加を募り、「eリーグ」を開催しました。実際のサッカー競技とは異なり、マネージャーの参加者もあったことや、e-sports自体の浸透度も上がっていることから、たいへん好評でした。以前のようにサッカーができるようになった後も、継続していくことを検討しています。
Jリーグの横浜FCのホーム最終戦で行われたビジョンによる表彰式
(ニッパツ三ツ沢球技場にて)
「Aozora Factory 2020」に出展
11月14日、NPO法人Aozora Factoryが主催する屋外イベント「Aozora Factory 2020」が横浜市の金沢区役所横の泥亀公園で開催され、当社も出展しました。例年はワークショップを主軸としたイベントでしたが、今年はコロナ禍ということで、自宅で楽しめるものづくり体験キットの配布をメインとしたイベントとなりました。当社は「ニッパツ三ツ沢球技場」のペーパークラフトのキットを配布したところ、準備したキットは早々に配り切り、来場者からは「おうち時間を親子で楽しめる」と好評でした。
「ニッパツ三ツ沢球技場」のペーパークラフトを配布
日発精密工業 秋田大学で出前教育
日発精密工業は、2020年10月に秋田大学で材料理工学コースの学生を対象に出前講義を行いました。本来、大学側は工場見学を計画していましたが、コロナ禍のため出前講義の依頼があったものです。工場見学をしている雰囲気が出るようにビデオ映像を中心に、製品の紹介や製造工程フローのパワーポイントによる説明を行いました。
出前教育の様子