取引先
購入品調達にあたっての基本方針を制定するとともに、自社ガイドラインに基づくグリーン調達を推進しています。
調達基本方針
当社は購入品調達において「相互信頼に基づく長期的パートナーシップの構築」「公正かつオープンな調達」「コンプライアンスと機密保持」という3つの基本方針を制定しています。コロナ渦におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)推進により、お取引先の皆様ともオンライン面談やWeb調達を進めておりますが、3つの基本方針に変わりはありません。
ニッパツグループCSR調達ガイドライン
最近の社会動向として、企業不祥事、経済危機にともなう雇用・労働問題の顕在化や地球環境問題などを契機に、企業の社会的責任(CSR)に対する取り組みの強化が期待されています。その中で、取引先の皆様にも当社のCSR活動についてご理解いただき、相互信頼のもとに、当社だけでなくサプライチェーン全体でCSRを果たすよう努めていきたいと考えており、その活動の一環として2014年に「ニッパツグループCSR調達ガイドライン」を制定し、当社ホームページには、日本語版、英語版、中国語版、タイ語版を掲載しています。また、CSR調達ガイドラインの内容を網羅したアンケートを年に1回、1,000社以上のお取引先に対して実施しています。調査項目はコンプライアンス、リスクマネジメント(BCP)、人権、労働、環境など多岐にわたります。
調査対象 1,000 社以上 |
グリーン調達
当社は、購入品調達の基本方針に基づき「グリーン調達ガイドライン」を設定し、環境に配慮した企業からの環境負荷の少ない製品の調達に努めています。お取引先の皆様との連携によって、製品の設計・生産・廃棄に至るすべての段階を通して環境負荷物質の管理を推進するとともに、廃棄物を含めて環境負荷の削減を図っています。化学物質のサプライチェーン連絡および海外の法令対応がますます重要になってきたことから、2023年11月に内容を一部刷新しました。
責任ある鉱物調達への対応
近年アフリカのコンゴ周辺地域で不正に採掘される鉱物が、人権侵害などを引き起こしている反政府武装勢力の資金源となっていることが懸念されています。2010年に米国で成立した金融規制改革法では、タンタル、すず、金、タングステンを紛争鉱物と定義し、米国の証券取引所に上場している企業に対して、製品への紛争鉱物の使用に関する情報開示を義務付けています。また、2020年頃より企業のESGへの取り組みの期待から、対象鉱物の追加やエリアは拡大する傾向にあります。当社は、それらの鉱物由来の原材料、部品の調達では、「サプライチェーンにおける人権問題への対応」の視点より、お客様やサプライヤーの皆様と連携し、不正に採掘された鉱物の不使用に向けた取り組みを進めていきます。